■東京 鈴降稲荷神社 ■甲賀 |
鈴降稲荷神社(港区赤坂5丁目) 鈴降(ふり)稲荷神社はTBSの入っている赤坂サカスのある丘の裏手に位置し、住宅地に囲まれた一角にある。 天正10年神君伊賀越えの際に家康が伊賀の山中を彷徨っていると、どこからともなく鈴の音が聞こえた。その方向を探って行き着くと、観音堂があり、堂主の山名孝倫という者がいた。山名は厨子の中より三個の鈴を取り出して家康に献じるとともに、付近の住民を集めて家康の道案内と警護をしたという。その後伊賀者が家康に召し抱えられて四谷の地に住む時、彼らは祠を建立し、さきの鈴を神鈴とし、鈴降稲荷神社として祀ったという。 四谷仲殿町(新宿区若葉1丁目東部)には、かつて服部半蔵と共に伊賀者を率いた服部仲の下屋敷があった。服部仲に属した伊賀者がこの付近に居住したと推測される。 |
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