■東京 笹寺(長善寺) ■甲賀 |
笹寺(長善寺)(新宿区四谷4丁目) 笹寺は四谷にある寺院で、もと長善寺という名であったが江戸時代に改称した。 ここは伊賀者が頭である服部半蔵正就の罷免を訴えるため立て籠もった場所として知られている。 天正10年(1582)家康に召し抱えられた伊賀者は、天正18年(1590)の徳川家康江戸入府に従い江戸に移動した。慶長元年(1596)11月服部半蔵正成が死去するとその長男の服部半蔵正就は伊賀者の頭を継ぐ。しかし、次第に伊賀者を家僕のように使い始め、とうとう慶長9年(1604)配下の伊賀者は四谷の長善寺に籠り、正就の罷免を要求した(「忍者の歴史」を参照)。諸説あるが、一説には配下の伊賀者全員が弓や鉄砲を持ち込んで立て籠もったという。もしそうだとするならば大事件であるが、寺には当時の話は伝わっておらず、伊賀者による大規模な抗議運動が起こったのか、やや疑問ではある。写真は現在の笹寺本堂である。 |
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